食:今日は柿の日

2

ネットサーフィンをしていて知ったのですが、今日10月26日は「柿の日」なのだそうです。
…と云う事で今回は、ワタシの大好物でもある「柿」についてのお話を書いていきたいと思います。
少々長くなってしまいましたが、興味を持たれた方はどうぞ見てやってください。

=目 次=

      1. なぜ今日が柿の日なのか
      2. 栄養の宝庫・柿
      3. 柿の食べ方・種類と料理
      4. 最後に

では、お話していきましょう!


●なぜ今日が柿の日なのか

「柿が赤くなると医者が青くなる」
柿の実が赤く色づく頃と云えば、もちろん秋ですよね。
この時期は天候も良く、さっぱりとした季節なので体調を崩してしまう人も少なく、お医者様にとっては「商売上がったり」と云う…。
そこから生まれたことわざなんですね。

さて、10月26日が「柿の日」なのか?についてです。
皆さんは、この俳句をご存知でしょうか。

「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」

俳人である正岡子規が詠んだ有名なこの俳句ですが、詠まれたのが1985年の10月26日なのだそうです。
さらに、10月は柿の旬となる時期なんですね。

果物の魅力を伝え、普及を目指して活動している全国果樹研究連合会カキ部会により、それらにちなみ2005年に制定されたと云う事です。

●栄養の宝庫・柿

柿にはリコピンやビタミンC、B1、B2、A、Kなどなど豊富に含まれており、さらにい皮にもビタミンC、A、タンニンやポリフェノールなどの沢山の栄養素が含まれている果物なんです。
干し柿などになるとこれらの栄養素に若干の量の変化などがあるので、出来れば生食可能な「甘柿」をオススメします。

では、この表を見て下さいな。
ビタミンCの含有量をあらわしたものです。

成人の1日におけるビタミンの推奨摂取量はおよそ100mgなんです。

キウイ程では無いにせよ柿は1個あたり200g程度なので、なんと1日に1個食べればこの摂取量を充分にクリア出来てしまうと云う果物なんですね!

そこで「じゃぁ柿を毎日食べれば良いのか」と云う話になりますが、ここにも大切な条件があります。

確かに柿には豊富な栄養成分が含まれていますが、だからと云って柿を食べ過ぎると、今度は逆に食物繊維の摂り過ぎになるんですよ。

また、柿に含まれるタンニンについても同じく、摂り過ぎは健康を害してしまいます。
タンニンの過剰摂取は、鉄の吸収を邪魔して鉄不足になり貧血につながり、さらに胃石を生成してしまい胃潰瘍や腸閉塞を引き起こす可能性があるんです。

ですので、もし毎日食べるのであれば、健康維持のためにも 1日1個程度を食べるようにしておきましょうね。

ところで、ビタミンCと云うと、皆さんはどういった効果を思い浮かべますか?
なんとなくでも「健康に良い」と思われるのではないでしょうか。
ビタミンCは、コラーゲンの合成を促進し肌や骨、血管、粘膜などの健康を保つ栄養素なんですね。

ちなみにコラーゲンとは、皮膚や骨などのあらゆる組織や臓器を構成しているタンパク質の一種。
皮膚に弾力を与え潤いのあるお肌や、しっかりとした丈夫な骨を作ります。
また、関節の動きを助け、上部な筋肉を形成する成分のひとつです。
さらに日焼けの原因となるメラニン色素を生成を抑えてくれる成分でもあります。

ところで、ビタミンCは加熱に弱い性質が有るので、煮物や火を使う料理ではせっかくのビタミンCが失われてしまうので、サラダなど熱を通さないものから摂取するのがオススメです。

 

余談になりますが、ビタミンC含有量と云う意味では、キウイ(ゴールド)がダントツですね。
このフルーツが大好きな人は、積極的に摂るのも良いかもしれませんが、ここで注意点を。

キウイを食べるのは夕暮れや夜がオススメです。
これはソラレンという光毒性の成分が含まれているため、日中に摂取をすると紫外線の影響を強く受けてしまうとのことです。
また、果汁が肌に付着すると体内に取り込んだときよりも、さらに強く紫外線の影響を受けてしまうとのこと。

その事からも、出来れば紫外線の影響を受けない夜(でも深夜や夜遅くは避けましょう(^^;;)がキウイを食べるのには良い時間であると云えます。

ちなみに果物には果糖(フルクトース)云うものが含まれており、血糖値を下げる効果があります。
ですが、健康のためと云って過度に摂り過ぎると今度は肥満の原因になってしまうので、フルーツも適度な量を食べるように注意しましょう。

●柿の食べ方・種類と料理

○美味しい柿の見分け方と食べ方

まずは、美味しい柿の見分け方を書いてみましょう。

  • ヘタが緑色で先端までピンとハリがあり、実とピッタリ隙間なく付いているか
  • 手に取るとずっしりと重いか
  • 果皮全体がキレイなオレンジ色をしていて、ハリやツヤがあるか

…などなどが挙げられます。

赤みがかった柿は果肉が柔らかく、色が薄目のものはやや硬め。
また、調べてみると柿は種の廻りとお尻(?)の部分が最も甘いそうで、縦割りにして食べると甘さに差が無く食べることが出来るとのこと。

柿は皮をむいて四つ位に切って、そのまま食べるのが一番美味しいですよね。

少し熟させて、柔らかくなったものを皮を剥かずに2つ位に切ってスプーンですくって食べると云うのもアリ。
熟して柔らかくなった柿は甘味も増して美味しいですよ。

以前から「種無し柿」も出回っていますが、それを使ってジュースにして飲むのも良いですね!

○柿の種類

次に、柿の品種について書いてみます。

生食用の柿:
についてはGoogleで検索してみた所、市場に出回っている生で頂くタイプの柿(甘柿)には、富有柿、次郎柿、太秋柿の3品種が代表的です。

さわし柿(醂柿)と干し柿:
このタイプには紋平柿、平核無柿などがあります。
「さわし(す)」とは、本来渋くてそのままでは食べられない渋柿を、渋抜きをすることで甘く食べられるようにする事を云います。
さわした柿も非常に甘いそうなので、興味を持たれた方は一度さわし柿を探してみてくださいな。

そして、忘れてはいけないのが干し柿ですね!
日本を代表するドライフルーツと云っても良いでしょう。

干し柿用の品種としては、甲州百目、紅柿、堂上蜂屋柿など多くの品種があるようです。

干し柿は、健康や美容に良いβ‐カロテンやカリウムなどの栄養素を豊富に含んでおり、ヘルシーフーズとしても人気があります。
生食用の柿に比べ、ビタミンCなどは少ない反面、食物繊維が多く含まれているので、整腸・お通じの手助けにも役立つようです。
ただし、だからと云って食べ過ぎると逆に便秘になってしまいますので、ご注意。

○柿を使った料理・デザート

さて、柿は果物ではあるものの色々な料理などにも使うことが出来るようですよ。
ワタシが一番感動したのが「柿のグラタン」。
「ええ?果物なのに…」と最初は絶句してしまったのですが、これがまた凄く美味しかった!いや、ほんと。

そして、柿を使った料理は無いかな?とネットなどで調べてみると、
柿のサラダ
柿のクリームチーズ和え
鶏肉と柿のマリネ
と云ったお料理が色々と出てきました。

また、デザート系だと
柿のヨーグルト和え
柿のコンフォート
柿のプリン
…などなど豊富なレシピが有るようです。
どれもなんだか美味しそうじゃないですか!
興味を持たれた方は、一度ネットで検索してみてはいかがでしょうか。

●最後に

結構長くなってしまい、申し訳ないです。
余りにも柿が大好き過ぎて、一所懸命調べまくってしまった結果です…なにとぞお許しを(^^;;

柿が大好きで色々と調べていて、ワタシ自身も全く知らなかった情報がたくさんありました。
これは、ここを読んでくださっている皆さんにも共有しなくては!と思い立った次第です。

小ネタに、雑学の知識のひとつに、あるいは「へーなるほど」と思って頂く用に。
皆さんのお役に立てればと思います(^^)。

※ここに掲載した情報は、ネットからワタシが自分なりに色々と調べたものになります。
多くの知識の宝庫でもあるGoogle、そして調べた本などに心より感謝を!